私は、ほとんど飲めないのですが、唯一おいしく思うのは日本酒です。
日本酒は“きつい”とか“酔う”とか言われるが、もともと多くは飲めないのだから あまり関係ない。 それよりも「おいしいなぁ」と思えるものをいただいている。
ただ、あまり味をわかっていない分、器で楽しませていただいている。
俗に「備前の徳利、唐津のぐい呑」という酒器の取り合わせを指す言葉があり これにならって まずは徳利は備前焼からはいってみたのですが、これが けっこう(どころか かなり)むつかしく色々な作家さんが 様々な“焼”を見せている。
この“焼”を“景色”と呼んで楽しむそうで 形は同じものがあっても、この景色が同じものは2つとしてないそうです。同じ作家さんでも窯の置く位置が違うだけで景色は異なり、ましてや 毎回窯出しのたびに景色は変わります(ただ そこは さすがプロで、炎の流れ灰のかぶり方その他をある程度まで予測して、窯の中での配置 その他工夫することで景色をねらっています。あくまで偶然にまかせているわけではない)。
確かに景色は様々なのですが、その中にも基本的なものがあり、窯変、胡麻、緋だすき、牡丹餅、さん切等がそれで これは初心者の私がここでお話するよりも ぜったい 実際に見て触ってみることが一番です。
さいわい、明石からは備前市伊部は遠くないので 今度いってみよっと!