日本画を知ったのは 平山郁夫の絵からだった事は 以前(「歯科医良好」の2010年6月)に書かせていただいたが
このたび 明石文化博物館にて ”平山郁夫展” が開催され 平山ファンとしては さっそく行って来た。 もちろん良かったのだが 限られた稿でもあり、その中から今回は 「流沙浄土変」 という作品について書きます。
平山さんと言えば ラクダの絵 (実は、ラクダだけでは ぜんぜんないのだが) であり キャラバンの上空には ”陽” か ”月” なのだが
この絵の違うところろは、キャラバンの上空に三尊仏があたかも ”陽” のように しっとりと描かれてる。 ウカッとすると 見逃してしまいそうだが、人々の旅行の安全を祈っているのだろうか!
まじめなものと 考えがちな 本画の世界で ちょっと おシャレだと思いませんか。 どうぞ一度鑑賞してみて下さい。 いろんなものがもっと見えてくるかもしれませんね。