~平山郁夫さんを偲んで~
学会の帰りに少し足をのばして、念願の平山郁夫シルクロード美術館に行って来ました。
八ヶ岳と富士山を眺望する緑豊かな高原にあり、空気もおいしく気持ちの良い所でした。
シルクロードの各地を140回以上も取材し、その中でも近年の作品を展示していました(企画により展示内容は変更)。
もともと平山さんの絵は、筆を重ねられたものが多いのですが、何やら旅した回数分筆が重ねられたような、そして想いがこめられたような、すさまじさが伝わってきました。
特に『パルミラ遺跡を行く(夜)』(2006年)の前では(大げさではなく)その感動に振えました。
まだまだ新しい作品を見たかったのですが非常に残念です。
きっと 想像もつかないような「あっ!」というような作品、そして一方ほのぼのとした何か「ほっ!」とするような作品を見ることができたに違いなかったことでしょう。
それぞれ特徴あるすばらしい作家さんは、まだまだ おられますし 平山さんの精神は引き継がれていくことでしょう。
でも平山カラーは、もう見れません。しっかり目に焼きつけて帰ってきました。